腰痛、腰椎椎間板ヘルニア|山本整形外科|東成区鶴橋・玉造・今里の整形外科

コラム

腰痛について 原因から対策まで詳しく解説column

2024.11.05

知っておきたい腰痛の知識 腰痛の様々な原因

まず初めに、『腰痛』という病名は無い!ということをご存じでしたか?

実は腰痛とは『腰からくる痛みや張りなどの不快な症状の総称』であり、病名ではないのです。腰痛の発症原因や理由も様々ですので、腰が痛いからといって絶対的にこの治療が効く!というものはなく、一人ひとりに合った診療と処置を行うことが重要です。

日本における腰痛の患者数は非常に多く、日本整形外科学会の調査によると、腰痛の患者数は約3,000万人と推定されており、日本人の約8割以上が生涯に1度は腰痛を経験すると言われています。

日本人に腰痛が多い理由として『加齢による骨や靱帯の劣化』『悪い姿勢や運動不足』など、よく耳にする原因もあるのですが、実は細菌感染症や腫瘍、内臓の病気などウイルスが原因のものもあれば、心の病気からくる腰痛、妊娠や生理など女性特有の原因で起こる腰痛などもあります。

腰痛の種類について

では実際に腰痛にどんな種類があるのか、代表的なものをお伝えします。

腰椎椎間板ヘルニア

椎間板の周囲の線維輪と呼ばれる外層に、何らかの原因によって線維輪に亀裂が生じると、中心部分の髄核が押し出され突出します。この病態が腰椎椎間板ヘルニアです。この突出した椎間板により神経が圧迫されることで痛みを生じます。

骨粗鬆症

日本には1,000万人以上が骨粗鬆症といわれており、高齢化に伴いその数は増加傾向にあります。骨粗鬆症は女性に多くみられますが、若い人でもたとえば膠原病などでステロイドを使っていると骨粗鬆症になりやすいといわれています。加齢により骨量が減少するため男性にもみられる疾患です。

腰椎すべり症

脊椎(背骨)が正常な位置から滑り出てしまった状態を「すべり症」と呼びます。これが腰(腰椎)で生じたものが「腰椎すべり症」です。主に腰痛と坐骨神経痛(臀部から下肢にかけての痛み、しびれ)があげられます。また、症状が長距離を歩くことで生じ、休息を挟むことで楽になる(間欠性跛行)というケースもよくみられます。

腰椎分離症

椎骨の後方で関節部分を構成する「椎弓」という部位が骨折(疲労骨折)することで起こる疾患です。腰から太ももにかけてのしびれ、腰痛(腰を伸ばす、長時間の立ち姿勢などで痛みが悪化する)などが主な症状です。分離症が進行すると、背骨がズレ、「腰椎すべり症(腰椎分離すべり症)」に移行し、よりひどい症状が現れることもあります。

日常生活で気を付けたい腰痛予防法

腰痛の主な原因は前屈姿勢です。
日ごろからそのような姿勢を避けることが予防のポイントです。

荷物を持ち上げる際は膝を曲げ、腰を伸ばした姿勢で下半身の力を使って持ち上げましょう。

①荷物を持ち上げる際は膝を曲げ、腰を伸ばした姿勢で下半身の力を使って持ち上げましょう。

デスクワーク時は正しい姿勢で座りましょう。

②デスクワーク時は正しい姿勢で座りましょう。

運転はシートを立てて、1時間ごとに車外で運動を行いましょう。

③運転はシートを立てて、1時間ごとに車外で運動を行いましょう。

適時ストレッチを行い、体のこわばりをほぐしましょう。

④適時ストレッチを行い、体のこわばりをほぐしましょう。

毎日20〜30分ほど、無理のないウォーキングを行いましょう。

⑤毎日20〜30分ほど、無理のないウォーキングを行いましょう。

当院で行える腰痛の治療について

普段から腰痛に気を付けて生活していたとしても、今や国民病とも呼ばれている腰痛を完全に予防することは難しいものです。

当院では、整形外科クリニックとして専門的な診察を行い、患者様それぞれの腰痛の原因や治療方法を診断できることはもちろん、腰痛治療に効果的な最新機器を取り揃えて、腰痛の治療にあたっております。

 

またリハビリのスペシャリストである理学療法士も在籍しておりますので、腰痛に関してのご相談は、当院にお気軽にお問い合わせください。

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